デュッセルNEWS 2021年12月号

 

【お見合いと舞踏会:メッセはどっち?】

 

10月末のA+A、11月のMEDICA/COMPAMEDは、2年ぶりにデュッセルドルフでのリアル展の空気に触れる機会となりました。この時期でのご出展は各社さんともさぞかし勇気を伴うご決断だったかと思います。が、現場でもアンケートでも目立っていたのは「予想以上に」よかったという内容で、中には「過去最高」と言っていただく方さえありました。嬉しい限りです。

 

ドイツのメッセの歴史は鎌倉時代にさかのぼり、かつビジネスモデルの本質はその当時と変わっていない。およそイマドキとは言い難いものです。それでも、メッセは今後も必要とされ続けるだろうと改めて感じました。

 

メッセが他のマーケティング手法を圧倒する利点は、「中小やスタートアップも、グローバル企業と同じ舞台に立てる」ことでしょう。誰もがシンデレラになりえる、と、みんなが信じて集まり、妍を競う。王子様(たち)もおさおさ怠りなく、全員の釣書をチェックしてから臨む。ドイツのメッセは、釣書を集める場ではなく、プロポーズする相手を決めるための本気の舞踏会なのです。

 

私たち主催側は黒子として、「よい場」を整えるのが最優先です。今回のMEDICA/COMPAMEDも、規模は2019年の6割ですが、2019年と同等の予算で来場動員に臨んだとチームが言っていました。そうして迎えた本番でカップル成立を見聞きするのが、私たちの一番の喜びです。

 

さて、本年最後のニュースとなりました。今年も多事多難にて、ドイツはいま感染状況が芳しくなく、全世界的にもオミクロンに嫌がらせをされています。ですが、もうパニックになることはないと皆さんお感じのことと思います。局地戦での後退はあっても前に進める。そう思わせてくれる医療従事者の方々に感謝するとともに、「今年も大変だったけど、みんな頑張ったね」とお互い称えあい、希望をもって新しい年にそなえたいと思います。

皆様どうぞ、よいお年をお迎えください。

 

メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン
代表取締役社長 小原暁子

 

 

【開催報告】

 

世界No.1医療機器展「MEDICA 2021」、同時開催で医療機器製造の国際的なメイン見本市である「COMPAMED 2021」は、150か国・4万6,000名の来場者(国外からの割合:73%)、MEDICA 3,033社・COMPAMED 490社(日本61社)の出展者参加で無事に現地開催されました。対面での商談、情報交換は満足度の高いビジネス・プラットフォームとしてご好評をいただきました。

日本出展者のコメントもお読みいただけるファイナル・レポート(日本語) | Final Report(英語)会場動画

日本出展者の声:MEDICACOMPAMED

 

 

【メッセ情報】

 

※メッセ会期・開催都市についてはメッセ・カレンダーをご覧の上、各メッセのウェブサイトをご覧ください。

 

  • boot 2022:入場券は事前にお買い求めください

世界最大のボート・ウォータースポーツのメッセ「boot 2022」の開催が、2022年1月22-30日、デュッセルドルフにて予定されています。boot 2022ではワクチン接種者または感染からの快復者のみ来場が可能な2Gルールが適用されますのでご注意ください。渡航情報を含め、最新情報を更新してまいりますので、渡航予定のお客様は日本語ウェブサイトをご確認ください。

 

小売業界に関わるeコマース、キャッシュレス支払方法、デジタルマーケティングなど、幅広い展示製品を扱う商談展示会「EuroCIS」(2022年2月15-17日、デュッセルドルフ開催)のテーマは、今までになく話題性の高いものとなっています。出展者はこちらから検索していただけます。また前売り入場券、ドイツ入国や現地情報については日本語ウエブサイトでご確認ください。

 

  •  最後のフロンティアへアクセス

アフリカ有数の経済規模を誇るアルジェリアで、偶数年の3月に開催(次回は2022年3月14-16日)されているplast alger + printpack algerは、プラスチック、包装、印刷技術を積極的に輸入する同国はもちろん、マグレブ諸国を代表する産業展です。世界最後のフロンティアと称されるアフリカ経済へのゲートウェイとして、本展に出展参加してみませんか?各種お問い合わせは、メッセ名を選択のうえこちらにて。

  

 

リアル展:2022年8月31日-9月2日/シンガポール + デジタル展:2022年9月3-9日/オンライン

東南アジアでの医療機器製造、R&Dに関するハブであるシンガポールで開催の同展は、日本出展企業の皆様に効率よくエリアの意思決定者との商談の場を提供しています。同時開催「MEDICAL FAIR ASIA 2022」は出展者様の見込み客でもあり、シナジー効果も得やすい専門展です。 同展詳細(概要前回(リアル展)ファイナルレポート)につきましてはそれぞれの情報をご覧ください。お問い合わせはこちら

 

  • 注目の中南米で、Global Gate最新プロジェクト

ラテンアメリカ経済を牽引するコロンビアで、2022年9月26-30日に開催が予定されるCOLOMBIAPLAST、その主催団体に弊グループが加わりました。中南米、さらにはスペイン語圏の関係者とコンタクトできる本メッセへの出展を、同エリアへの参入、あるいはビジネス拡充戦略の一手として、ぜひご活用ください!各種ご相談は、こちらにて。

 

            

【新型コロナウイルス感染拡大に伴う情報】

<日本からドイツへ>

現在、日本からの渡航者(短期渡航者、長期滞在者)はドイツに入国することが可能です。ドイツへの渡航にあたってはコロナ検査の陰性証明、「海外渡航用のワクチン接種証明書」または快復証明書が必要となります。その他、ドイツ渡航時に必要な書類・手続等、各種条件については、こちらの早見表在独日本国大使館在デュッセルドルフ総領事館などの情報をご覧ください。

 

<ドイツから日本へ>

現在、オミクロン株に対する水際対策の強化が図られており、過去14日以内にドイツに滞在し、12月3日午前0時以降にドイツから日本へ到着するすべての方は、入国の翌日から起算して6日間は、検疫所の確保する宿泊施設等で待機が求められることとなりました(3日間から6日間待機に延長)。入国の翌日から起算して3日目および6日目にコロナ検査を行い、陰性と判断された場合は、検疫所が確保した宿泊施設を退所し、公共交通機関を使わずに自宅または自身で確保した宿泊施設に移動し、残りの期間を自宅等で待機する必要があります。また、10日目以降の短縮措置は当面の間停止されています。詳細については、こちらをご覧ください。

 

また、引き続き帰国時にはワクチン接種を完了した方であってもドイツ出国前72時間以内の検査証明書の提示が必要です(経由便の場合、日本行き最終航空便の出発時間から72時間以内)。海外で厚生労働省が指定する検査証明書を取得する必要がありますので、必ず厚生労働省の情報をご確認ください。

 

外務省の「海外安全情報無料配信サービス(たびレジ)」に登録すると、メールアドレスまたはLINEで渡航予定の国・地域の最新情報を受け取ることができます。具体的に渡航をご検討の方は、ぜひご利用ください。

 

その他、弊社およびドイツ本社の新型コロナウイルスに対する対応などを以下にて随時アップデートしていますのでご覧ください。

 

 

【ドイツ語を学ぼう!】

ドイツ連邦共和国大使館・総領事館の Facebookへの投稿「今週のドイツ語」から、ためになるドイツ語をご紹介します。

 

年金受給者のポルシェ?

 

 

デュッセルNEWSは毎月15日頃配信しています。自動配信をご希望の方は、こちらからお問い合わせください。

 


 

㈱メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン
代表取締役社長:小原暁子
〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニ ガーデンコート7F
T: 03-5210-9951 | F: 03-5210-9959 
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