ニュースリリース

2025.06.05

 

UFI、2026-27年会長にメッセ・デュッセルドルフ、
ヴォルフラム・N・ディーナー 社長を選出

アジア・欧州で30年にわたる業界経験を持つ見本市のエキスパートがUFIトップに

 

ギリシャ・テッサロニキ、2025年6月4日|国際見本市の業界団体UFI (The Global Association of the Exhibition Industry)は、2026-2027年の会長にメッセ・デュッセルドルフグループの社長兼CEOであるヴォルフラム・N・ディーナー(Wolfram N. Diener)を選出しました。ディーナーは2025年11月に香港で開催される第92回UFIグローバル・コングレスにて、次期会長としてプレジデンシャル・トリオに加わり、2026年11月の第93年コングレス(於:バーレーン)にて正式にUF会長職を引き継ぐ予定です。ディーナーが持つ国際見本市運営の卓越した知見と、メッセ・デュッセルドルフの国際的プレゼンスの高さが会長選出の決め手となりました。

 

ディーナーは1990年代よりUBMアジア(後のインフォーマ・マーケッツ)、マカオのヴェネチアン・マカオ、シンガポールのマリーナベイ・サンズ、上海新国際博覧センターなど、見本市業界の名だたる多くの企業で要職を歴任し、アジアの展示会業界の成長をけん引してきた中心的存在です。2020年以降はメッセ・デュッセルドルフグループの社長兼CEOとして同社を戦略的に再ポジショニングし、国際的な拡大を推進して、同社を世界有数の見本市主催企業へと成長させました。また、2021年11月からはUFI執行委員会の財務責任者として、UFIの理事会にも名を連ね、展示会業界のグローバルな発展を支援するUFIの使命を推進する重要な役割を果たしています。

 

「経済が必要とする場所に、私たちは存在しなければならない」

ディーナーは、「世界的な課題が山積する今、業界を代表する者として、そして見本市産業の持つ『つなぐ力、刺激する力、前進させる力』を信じる者として、UFI会長に選出されたことを光栄に思います。私たちは、経済が私たちを最も必要とする場所-新興市場、そして国際交流の交差点-に存在しなければなりません。見本市業界は、産業界だけにとどまらず、ビジネス、政治、科学の橋渡しをする存在です。この使命のもと、私は協調的で未来志向、そしてインパクトのある見本市業界の構築に尽力して参ります。世界を前進させるために、そして私たちの力を最大限発揮するために。」とコメントしています。

 

国際見本市業界における要職

UFI会長は、UFIの法的かつ公式な代表として、同団体の戦略的方向性の策定において重要な役割を果たします。会長は、意思決定を行う総会、政策方針を策定する執行委員会、および理事会を主宰し、これらを通じてUFIの方針の具体化と実行を担います。

なお、次期プレジデンシャル・トリオには現UFI会長のヒュー・ジョーンズ氏(HughJones, 英国・RX社CEO)、次期会長であるパニッタ・ブリ氏(Panittha Buri, タイ・Bhiraj Buri Group副会長)も名を連ねます。

 

業界各界から歓迎の声

ヒュー・ジョーンズ氏(RX社CEO):

「ヴォルフラム・ディーナー氏をUFI次期会長として迎えることを心より嬉しく思います。彼は、世界的に高い評価を受ける見本市主催会社であるメッセ・デュッセルドルフのトップとして、国際的な事業拡大、戦略的イノベーション、そして持続的な成長をけん引してきました。彼の業界に対する深い知見、広い国際的視野、そして先進的なビジョンは、私どもの業界の未来を導くうえでこの上なく重要です。今後もともに、より持続可能で革新的、そしてグローバルにつながる展示会業界を築いていけることを楽しみにしています。」

 

クリス・スキース氏(UFI CEO):

「私はヴォルフラムとは旧知で、最近では彼がUFI理事会メンバーおよび財務責任者として活躍する姿を間近で見てきました。今回、彼が2026-2027年の次期会長に就任することを心から嬉しく思います。彼の豊富な国際経験と、主催者・会場運営者双方の視点を深く理解していることは、UFIが次の成長ステージへと進むためにかけがえのない力となるでしょう。」

 

Dr. シュテンファン・ケラー氏(デュッセルドルフ市長):

「ヴォルフラム・ディーナー氏のUFI会長選出は、彼個人にとっての栄誉であると同時に、メッセ・デュッセルドルフ、そして私たちの街と地域全体にとっても大きな誇りです。この選出は、デュッセルドルフがビジネス、技術、イノベーションの国際拠点として高い評価を得ている証であり、ノルトライン・ヴェストファーレン州のグローバル経済圏としての存在感をさらに高める重要な一歩です。」

※メッセ・デュッセルドルフ監査役会会長およびノルトライン・ヴェストファーレン州都デュッセルドルフ市市長

 

国際的な展示会ネットワークを代表するUFI

UFIは1925年に設立された非営利・中立的立場をとる国際団体であり、現在では世界90か国以上に5万人を超える展示会業界の専門職を代表しています。フランス・パリに本部を構え、アジア、北米、中南米、欧州、中東・アフリカの5地域にローカル拠点を展開しています。

 

メッセ・デュッセルドルフグループについて

メッセ・デュッセルドルフは、世界をリードする見本市主催会社のひとつに数えられます。独デュッセルドルフの61万3,000㎡の展示会場では、毎年約40の見本市を開催しており、その中には国際的に有名な展示会も20含まれます。18のホールには各業界の国際的なマーケットリーダーやおもな意思決定者たちが一堂に会し、イノベーションを発表し、新しいアイデアを好感し、ネットワーキングを行います。メッセ・デュッセルドルフの専門分野には、冶金および鋳造技術を含む「機械・プラント・設備」(例:drupa, K, interpack, glasstec, wire, Tube)、「小売・商業・サービス」(例:EuroShop, EuroCIS, ProWein)、「健康・医療技術」(例:MEDICA, COMPAMED, REHACARE, A+A)、「ライフスタイル・美容」(例:BEAUTY, TOP HAIR)、「レジャー」(例:boot, CARAVAN SALON)、「モビリティ」(例:XPONENTIAL Europe, Flotte!)が含まれます。また、このほかに子会社のデュッセルドルフ・コングレスが多数のコンベンション、企業イベント、カンファレンス、会議を手掛けています。海外では142か国に78の代表部と9つの子会社を設置し、80以上のイベントを主催しています。

 

本件に関するお問い合わせ

 

メッセ・デュッセルドルフ

Dr. Andrea Gränzdörffer
コーポレート・コミュニケーション部長
Tel.: +49 (0) 211/4560-555
E-mail: GraenzdoerfferA@messe-duesseldorf.de

 

株式会社メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン
富田 那渚(Ms. Nao Tomita)
mdj@messe-dus.co.jp 

 

 




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